FOREFRONT
クラウド運用最前線
運用保守に留まらない業務レベル
高度化時代における
情報システム部門のお役立ちサイト

クラウド運用の実態
システム構成の複雑性
自社運用で抱え込んでしまう課題
運用から会社を変える。
運用業務がビジネスの本業に貢献するためには?
企業規模を問わず、実益をともなうDXの実現が求められています。 DXの実現にはスピードをともなうことが当然に求められ、こうした背景から多くの企業でクラウドの活用が不可欠な要素となってきています。しかしクラウドによってシステム構成やプロセスが効率的になる一方で、急速に変化や進化を遂げるIT技術に、逐一対応しなければならない情報システムの現場の疲労感も否めません。組織のクラウド化は進むも、DXが推進されない状況にどのように対応していけばよいのでしょうか?

クラウドの活用によって情報システム部はビジネスの変革に合わせた柔軟な構成を設計することが可能になります。これによって、ビジネス部門のニーズに応じたサービスや技術の提供が可能となり、中小企業の実益をともなうDX実現向けた力強い一歩を踏み出すことができるのは確かでしょう。
しかし従来のシステムに対する考え方も同時にパラダイムシフトが必要です。例えばシステム導入のプロセスをそのままにクラウド化を推進しようとしても、クラウドのメリットを100%享受することができないばかりかトータルの運用負荷が増加する結果にもなりかねません。
課題 CHECK
情報システム部門の新たな業務負荷増の背景
- システムの複雑化で、例外的業務が増加
- 一つのシステムが大きくなるのではなく、さまざまなシステムがつながって大きくなっている
- ユーザー部門による導入が進むことによる管理責任の不在・無駄の発生
- ツールの特性やできることを十分に理解しないままに導入
- 技術や知識を常にアップデートしなければならない
- セキュリティ面でのリスク
- 現場と情報システム部門でのコミュニケーションが今まで以上に必要
- 業務プロセスの変更を検討せずシステム構成のみをアップデート
このような課題や悩みはお持ちではないでしょうか?
主な課題背景や対策を見ていきたいと思います。
システム構成はどんどん複雑になっている?
年々進化しているIT技術を前に、情報システム部門の業務、とりわけ保守や運用といった手間は減っていくのかと思いきや、どうやらそうではない実態があります。
これは例えばシステムの複雑化により例外的業務が増加していることや、一つのシステムが大きくなるのではなくさまざまなシステムがつながって大きくなっている実態にその理由がありそうです。
具体的な例を挙げると、オンプレミスからクラウドに移行後、クラウドサービスを複数導入することで、アカウント管理やデータ保護の方法がクラウドごとに異なるような状況が生まれてしまいます。こうした課題はクラウド標準時代に登場した、これまでになかった新たな課題であるといえそうで、情報システム部門は企業全体に対して体制や仕組みづくりなど、より一層のガバナンスを取る必要性があるのです。

システム構成はどんどん複雑になっている?
社内のシステムは複雑化し、それにともなって情報システム部門の人間に求められるスキルも年々高度化しています。
こうした問題への対策を推し進めると、スピード感維持のためにむしろ属人化が進んでしまうという矛盾が発生してしまうケースも少なくありません。
これまで以上に知識/プロセスの共有などのヒトを通じたコミュニケーションが求められるだけではなく、自動化や管理ツールの選定といった選択を入れることでスピード感が維持され、属人化への大きな対策となります。
現場の業務ニーズに合わせるのではなく、時にはツールに合わせて業務を変えることも必要です。
